セスキ炭酸ソーダと重曹の違いってなんだか分かりますか?
よく聞く2つの言葉で、掃除に使えるよって聞くことが多いのですが、どちらも同じような汚れを落とすのに使いますよね。
私もセスキ炭酸ソーダと重曹の違いがよくわからなかったので調べてみました。
ここでは、違いと使い分け方についてまとめました。
セスキ炭酸ソーダと重曹の違いは何?
両方とも弱いアルカリ性で、掃除や洗濯で使うことができます。
重曹もセスキ炭酸ソーダも同じような効果がありますが、やはり違いがありましたので、その違いをまとめてみました。
重曹
・水に溶けづらい
・研磨作用がある
・セスキ炭酸ソーダより弱いアルカリ性
・料理に使える
・身体に害がない
環境に優しく、身体に害がありません。
もちろん大量に摂取したら害がありますのでご注意ください。
・手荒れがしにくい
濃度の濃い重曹や、長時間触れている場合、またかなりの敏感肌の人は手荒れすることがありますので、使い方によっては念のため手袋をするほうがよさそうです。
合成洗剤と違って、万が一、口に入れてしまっても安全なので、小さなお子様がいるご家庭や、ペットを飼っているご家庭でとても人気なんです。
セスキ炭酸ソーダ
・水に溶けやすい
・重曹よりは強いアルカリ性
・料理には使えない
・手荒れの原因になる
ゴム手袋を必ずしてください。
基本的には同じアルカリ性ですし、同じような効果を得られます。
これだけ見ると重曹だけでいいじゃんと思ってしまいますが、効果的なシーンが少し違いますので、うまく使い分けて使ってくださいね。
セスキ炭酸ソーダの用途について
セスキ炭酸ソーダは弱いアルカリ性ですが、重曹よりは強いアルカリ性です。
なので、重曹よりも油汚れを落とす効果があります。
重曹で落ちない油汚れもセスキ炭酸ソーダならスッキリ落ちるということがよくありますよ。
また、水に溶けやすいので掃除だけでなく洗濯でも効果的に使うことができます。
軽い汚れなら洗濯洗剤の代わりに使うこともできるんです。
その場合は、水30リットルに対しセスキ炭酸ソーダ大さじ2杯です。
すすぎも1回でいいので、経済的ですよね。
いいなと思ったのは、襟や袖の汚れ落としです!
エリやソデの汚れのほとんどは皮脂汚れです。
セスキ炭酸ソーダは油汚れに効果的なので、皮脂汚れもよく落ちるんです。
スプレーに水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を入れてよく混ぜます。
それを襟や袖などの黄ばみ汚れにスプレーし、10分~15分放置するだけです。
軽度の黄ばみ汚れなら5分くらい放置するだけでOKです。
放置した後は、いつものお洗濯と同じように洗濯機でぐるぐると回すだけでキレイに落ちました!
スプレーした後に揉みこむと、よりキレイに落ちるようです。
私はめんどくさいのでやっていませんが、揉みこまなくてもキレイになっていますよ。
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重曹の用途について
重曹はクレンザーのような研磨作用があるので、焦げ付き汚れを落とすのにとても効果的です。
しかも重曹は粒子がとても細かく、適度な固さの成分でできているので、傷をつけにくいんです。
焦げ付き汚れに直接振りかけてこすればとてもよく落ちますよ!
直接振りかけられないところは、スポンジや布につけてからこすればOKです。
また、湿気取りとして使用することもできます。
容器に入れて置いておくだけでその効果を発揮しますよ。
通常はサラサラしている重曹ですが、湿気を取ると固くなります。
1~2か月で交換する必要がありますが、固まってしまった重曹は掃除などで再利用できるのでとっても経済的なんです。
重曹を入れる容器はお好みのものを選べますし、かわいくデコレーションしてお部屋のインテリアとして飾るのもいいですよね。
重曹で作った除湿剤を置くおススメの場所は下駄箱です。
湿気だけでなく消臭剤としての効果もあるのでイヤなニオイもとってくれますよ。
その他にも、入浴剤や歯磨き粉、口臭予防、料理などにも使うことができます。
重曹には、薬用・食品用・工業用(掃除用)の3種類があります。
成分は同じですが、種類によって純度が違います。
工業用(掃除用)は純度が低いので、食用として使ったり、口に入れたりするのはNGです。
あくまで掃除や洗濯、消臭剤や脱臭剤としてだけ使ってくださいね。
使う用途によって使い分けるのがいいのですが、いろいろ揃えるのは大変だと思います。
そんな時は食品用を購入しておけば安心です。
掃除や洗濯などはもちろん、食品にも使えます。
ベーキングパウダー代用としても使えますよ。
もちろん薬用でも大丈夫ですが、純度が高い分、金額も高くなるので、食品用がオススメですよ。
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セスキ炭酸ソーダと重曹の使い分けは?
油汚れや皮脂汚れはセスキ炭酸ソーダのほうが効果的なので、換気扇の掃除や洗濯にはセスキ炭酸ソーダを使いましょう。
重曹は研磨剤の効果があるので、焦げ付き汚れを落とす時には重曹を使います。
また重曹は口に入れても安全なものなので、食品を洗ったり、歯磨き粉として使えるだけでなく、消臭剤や脱臭剤としても使うことができます。
セスキ炭酸ソーダより油汚れは落としづらいですが、重曹でも油汚れを落とすことができます。
なので、敏感肌の方や手荒れがひどい方(すぐ手荒れしてしまう方)には重曹のほうが安心して使うことができますよ。
まとめ
重曹とセスキ炭酸ソーダの違いはアルカリの強さです。
セスキ炭酸ソーダの方がアルカリが強いので、重曹より油汚れや皮脂汚れを簡単に落とすことができます。
襟や袖の皮脂汚れがある部分にスプレーするだけでキレイに落とすことができますよ。
重曹は研磨作用があるので、焦げ付き汚れを落とすのに効果的です。
重曹は口に入れても安全なため、小さい子供やペットのいるご家庭でとても人気です。
また手荒れの心配が少ないので、敏感肌の人やすぐ手が荒れてしまう人にもおススメです。
使うシーンにあったものを選択して使ってくださいね。
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